うつはホルモン失調のようなもの
うつ病になると、意欲が低下して楽しみや喜びを感じなくなり、毎日の食事や入浴も億劫になります。そして悲観的になり悲しくなりますので、悪いことばかりが目に入り、自己否定を繰り返すことになります。その他にも、思考力や集中力の低下、物事の判断が出来ない、焦燥感でイライラする、自分をせめる、後悔を繰り返す、など気持ちが完全に死んでしまいます。そして最後には死にたくなるのです。人間なら誰でもが経験したことのある感情の起伏です。反対に気分が高揚して何かをせずにはいられないときもあったでしょう。誰かれなく声をかけてみたくなったとことなどありませんか? このような時、私たちの脳内では神経伝達物質が活発に活動しています。そのために脳が興奮状態になっているのです。色々な臓器が活動するのと同じことで、脳もこのような物質から刺激を受けて活動しています。脳も単なる臓器で胃袋と同じなんですね。うつ病も特殊な病気じゃなく、ごく普通の臓器の不調に過ぎません。